初心者必見!【新NISA】手数料を徹底解説。目安も紹介。
- 投資は手数料が安い方がいいって聞くけど、どれくらいが目安なんだろう
- 手数料が安い方がいいのはどうして?
NISAを活用して投資を始めると、こういう悩みが出てくるのではないでしょうか。
せっかくNISAで非課税になっても、手数料が高い投資信託を買ってしまうと、利益が減ってしまいます。
手数料の安いものを買って、お得にNISAを活用しよう!
結論
まずはこの記事の結論です。
- 投資信託の手数料は3種類
- ①販売手数料(買うとき)
- ②信託報酬(持っているとき)
- ③信託財産留保額(売るとき)
- 販売手数料と信託財産留保額は0円が目安
- 信託報酬は0.5%以下が目安
- おすすめは「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」
投資信託にかかる手数料とその目安を理解し、賢く資産形成をしましょう。
手数料の種類
投資信託にかかる手数料には3種類あります。
- 販売手数料
- 信託報酬
- 信託財産留保額
①販売手数料
投資信託を購入するときにかかる手数料が「販売手数料」です。
販売手数料は、販売会社が独自に決めることが多いため、同じ投資信託でも購入するところによって金額が変わることがあります。
一般的には販売手数料は銀行が高めで、ネット証券が安いよ
販売手数料は購入するたびにかかります。
毎月積立購入する投資信託であれば、販売手数料を毎月払う必要があります。
毎月購入するものなら、販売手数料は安いものを選びましょう
また、販売手数料がゼロの投資信託もあり、それらは「ノーロード」と呼ばれます。
優良な投資信託はノーロード(販売手数料ゼロ)が多いよ!
以下は当サイトおすすめの投資信託ですが、どちらも「販売手数料なし」です。
金融庁お墨付きの、つみたて投資枠で購入できる優良な投資信託はすべて「販売手数料なし」です
②信託報酬
信託報酬は、投資信託を保有している間にかかる手数料です。
投資信託は株の詰め合わせパックのようなもので、運用はプロに任せます。
その運用してもらう会社に支払う手数料が「信託報酬」です。
投資信託を保有している間にかかる運用管理費用です
信託報酬は年率○%と表され、保有している投資信託から自動的に差し引かれます。
信託報酬の目安は0.5%以下です。
信託報酬は重要だから、あとで解説するね
③信託財産留保額
投資信託を売るときにかかるのが「信託財産留保額」です。
信託財産留保額は基準価格の○%と表されます。
信託財産留保額なしの投資信託も多いです
こちらも目安は0円です。
信託報酬の目安
投資信託にかかる手数料のうち、「販売手数料」と「信託財産留保額」は購入時と売却時のみにかかる手数料です。
一方で「信託報酬」は投資信託を保有している間ずっとかかる手数料です。
そのため「信託報酬」は投資の運用益に大きく影響します。
例えば、信託報酬が2%の投資信託を1,000万円持っていた場合、信託報酬は毎年20万円かかります。
つまり毎月1.6万円以上も手数料を払うことになります。
毎月5万円投資したとして、そのうち1.6万円が手数料で消えると、とてももったいないですよね
運用益に対する手数料の影響
信託報酬が、どれだけ運用益に影響するのかを示しているのが以下の表です。
100万円を年率5%で運用した場合、10年後、20年後にどれくらいになっているかを信託報酬ごとに表しています。
運用利回り | 信託報酬 (手数料) | 10年後 | 20年後 |
5% | 0% | 162.9万円 | 265.3万円 |
5% | 0.5% | 155.3万円 | 241.2万円 |
5% | 1% | 148.0万円 | 219.1万円 |
5% | 1.5% | 141.1万円 | 199.0万円 |
5% | 2% | 134.4万円 | 180.6万円 |
全世界株式インデックスファンドに投資すると、年率4~7%を見込める可能性が高いため、運用利回りは年率5%で計算しました
信託報酬が0.5%の場合、20年後には100万円が241万円になります。
しかし信託報酬が2%の場合、20年後には180万円にしかなりません。
60万円以上も差がでてくる(*_*)
もし1,000万円投資したとすると、信託報酬0.5%と2%で、なんと600万円以上の差になります。
運用利回り | 信託報酬 (手数料) | 10年後 | 20年後 |
5% | 0.5% | 1553万円 | 2412万円 |
5% | 2% | 1344万円 | 1806万円 |
非常にもったいないので、信託報酬は0.5%以下のものを選びましょう
購入するべき投資信託
投資信託には「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の2種類があります。
- アクティブファンド
- 人が選ぶので手数料が高い
- インデックスファンド
- 機械的に選ぶので手数料が安い
インデックスファンドとアクティブファンドについては、以下の記事でも説明しています
インデックスファンドだと、信託報酬が0.1%以下のものがたくさんあります。
逆にアクティブファンドだと、信託報酬が2~3%のものもあります。
また、運用利回りは90%のアクティブファンドが、インデックスファンドに勝てません。
でも銀行とかの窓口だと、アクティブファンドを勧められることが多いから注意!
購入するのは絶対に「インデックスファンド」です!
銀行は手数料目当てで投資信託を勧めてきます。
SBI証券などのネット証券だと、販売手数料ゼロ・信託報酬0.1%以下の投資信託を選ぶことは難しくないのでおすすめです。
おすすめの投資信託
インデックスファンドの中でも特におすすめなのが「全世界株式」と「S&P500」に連動する以下の投資信託です。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
どちらにするか迷った場合は、全世界の企業に投資ができる「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」を強くおすすめします
わたしも「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」だけを買ってるよ~
この2つの商品の手数料は以下の通りです。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
- 販売手数料:ゼロ
- 信託報酬:0.05775%
- 信託財産留保額:ゼロ
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 販売手数料:ゼロ
- 信託報酬:0.09372%
- 信託財産留保額:ゼロ
どちらも販売手数料はゼロで、信託報酬は0.1%以下です。
NISAで購入するのは、このどちらかだけで良いです
まとめ:手数料を理解して賢く投資をしよう
投資信託の手数料について解説しました。
投資信託には3種類の手数料があります。
- 販売手数料=買うとき
- 信託報酬=持っているとき
- 信託財産留保額=売るとき
「販売手数料」と「信託財産留保額」は、ゼロの商品も多いです。
そして一番大事なのは「信託報酬」です。
信託報酬の目安は0.5%以下です。
信託報酬が高いと、利益が大幅に減少します
おすすめの投資信託は「全世界株式」か「S&P500」に連動する以下のインデックスファンドです。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
- 販売手数料:ゼロ
- 信託報酬:0.05775%
- 信託財産留保額:ゼロ
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 販売手数料:ゼロ
- 信託報酬:0.09372%
- 信託財産留保額:ゼロ
人気No.1ネット証券であるSBI証券であれば、どちらも購入することができます。
投資信託の手数料をしっかり理解して、賢く資産形成していこう!