「DIE WITH ZERO」から学ぶ、今も将来も大切にするお金の使い方

こんにちは!まみ(@mami_no_kurashi)です。
節約して、NISAで投資もして、家計簿もちゃんとつけて…
「私、ちゃんと頑張れてる」と思う一方で、ふとした瞬間にモヤモヤすることってありませんか?
私はまさにそんな感じでした。

未来のために節約しているはずなのに、”今”を楽しめていない気がして…
そんなときに出会ったのが「DIE WITH ZERO」という考え方でした。
「DIE WITH ZERO」ってどんな考え方?
この言葉は、アメリカの投資家・ビル・パーキンスの著書のタイトルから来ています。
意味はそのまま、「お金を残さず、人生でやりたいことを全部やりきってから死のう」というもの。
え、それって浪費しろってこと?

と最初は思ったのですが、違いました。
大切なのは、「お金の残高」じゃなくて「人生の充実度」
引用:DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール|ビル・パーキンス
若い時にしかできないこと、今しかできないことに”お金も時間もちゃんと使おう”という考え方に、私はものすごく共感しました。
共感したポイント|お金の使い方、変えてみたくなった理由
今までの私は、節約第一。
外食もほとんどせず、サブスクも最小限、インテリアもプチプラ中心。
でも、なんとなく満たされない。
特に、友達に誘われた箱根旅行を「お金を使いたくないから…」と思って断ったとき、あとからみんなの楽しそうな写真を見て、なんとも言えない後悔が残ったんです。
そんなときに「DIE WITH ZERO」の中の、
“人生で一番若いのは今”
引用:DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール|ビル・パーキンス
“思い出は時間が経つほど価値が上がる”
という言葉に出会って、「我慢ばかりしてて本当にいいの?」と気づかされました。
節約と浪費の間にある「いい支出」の見つけ方
心が動いた支出は、ムダじゃない
たとえば、ちょっと奮発して買ったお気に入りのダイニングテーブル。
ずっと憧れていた「暮らしの真ん中に置きたい家具」で、届いた日はしばらく眺めていたくらい嬉しくて。
朝ごはんを食べる時間や、コーヒーを飲みながらのんびりするひとときが、前よりちょっと特別になりました。

一見“ムダ”に見えるような支出でも、日常に小さなときめきをくれるなら、それはちゃんと価値のある投資なんだと思います。
モノより「経験」に投資する
ある週末、スマホを置いてお気に入りのカフェでのんびり一日を過ごしました。
誰に急かされることもなく、ゆっくり本を読んで、ただコーヒーを味わうだけ。
それだけなのに
なんて豊かな時間なんだろう

と感じて、心がふっと軽くなりました。
自分軸でお金の使い方を決める
昔の私は、「みんながやってるから」とか「安いからお得」といった“外の基準”でお金を使っていました。
たとえば、SNSで流行っていたスキンケアを揃えてみたり、コスパ重視でとにかく安い家具を選んでみたり…。
でも、どこかで「なんとなく満たされない…」と感じることが多かったんです。

そんな中で、自分の価値観に立ち返るきっかけになったのが、ある日、思い切って買った“ちょっと高かったけど理想通りのダイニングテーブル”。
朝食をとったり、好きな本を読んだり。気づけば、一日の中で一番長く過ごすお気に入りの場所になっていました。
「これって、私にとっての“いい支出”だったんだ」と心から思えた瞬間でした。

それからは、“安さ”や“流行”よりも、「私はどう感じる?」を大事にするように。
安いが理由でモノは買わない。
周りがやってても、自分がピンとこなければスルー。
そんなふうに、“自分の軸”をお金の使い方に持ち込むだけで、無駄づかいも減るし、満足感はぐっと上がりました。
“将来も安心”を捨てないためにやってること
DIE WITH ZEROに共感しても、老後が不安なのは本音。
だから私は、新NISAで「オルカン(オールカントリー)」をコツコツ積み立てています。
でも、投資額は無理のない範囲にして、残りは“今を楽しむ”ために。
我慢じゃなく、「ちゃんと安心も準備できてる」という気持ちが、自分を軽くしてくれます。


お金と心が軽くなる習慣リスト
「節約=我慢」だけじゃない。
ほんの少し考え方や習慣を見直すだけで、お金の使い方も気持ちのゆとりも変わってきます。
ここでは、私自身が日々の暮らしで実践している「お金と心が軽くなる習慣」をリストにまとめました。
すべて完璧にやろうとせず、「ちょっとやってみようかな」くらいの気持ちで読んでもらえたら嬉しいです。

①「とりあえず買い」を3日ルールでストップ
SNSで見かけて「かわいい!」と思った雑貨、限定セールの文字に惹かれてついポチりそうになった服…。
欲しいと思ったら、3日待って本当に必要か考える。
衝動買いを減らすだけで、お金の流れがグッと整います。
以前の私は“その場の気分”で買って、あとで後悔することも少なくありませんでした。

そこで始めたのが「3日ルール」。
欲しいと思ったら、すぐに買うのではなくお気に入り登録をして、3日だけ寝かせてみる。
それで「やっぱり欲しい!」と思えたらOK。
でも、意外と「…まぁいっか」となることも多いんです。
この習慣だけで、毎月数千円単位で支出が減りました。

② 月1で“サブスク棚おろし”する日をつくる
気づけば登録していた動画、音楽、コスメの定期便。
「いつの間にか」支払い続けているサブスクって意外と多いですよね。
私は毎月「今月これ使ったっけ?」とサブスクをざっと見直す時間を作るようにしています。
すぐに解約しなくても、「これは来月からお休みしてもいいかも」と気づくだけでも十分。


③ 「節約したお金」の使い道を決めておく
節約って、ただ「使わない」で終わるとしんどくなって続かなくなりませんか?
私は、「浮いた分は好きなことにまわす」と決めています。
たとえば、サブスクを1つやめて月1,000円浮いたら、
- お花を買うとか
- カフェでひと息つくとか
- 未来の自分ために投資額を増やすとか
自分の人生の充実度を上げることに置き換えると、節約にも前向きになれます。
“節約=つらい”ではなく、“節約=わたしを大事にする手段”になった気がします。

④ 小さな「自己投資」を月1で叶える
高額な講座や美容医療じゃなくても、未来の自分に役立つことはたくさんあります。
たとえば、ずっと読みたかった本を買う。憧れのアロマを試してみる。
そういう“自分の心が動くこと”に月1回お金を使うようにしたら、気持ちも整うようになってきました。
「節約と浪費の間」にある、ちょっといい自己投資。
これがあると、節約が単なる“我慢”ではなく“選択”になるんだと実感しています。

おわりに|人生を楽しむために、お金はある
節約も投資も大切。
でも、それは手段であって、目的じゃない。
お金を貯めるために生きてるわけじゃない。
人生を楽しむために、お金がある。

「DIE WITH ZERO」は、そんなあたり前だけど忘れがちなことを、やさしく教えてくれました。
「将来も安心したい。でも、今も楽しみたい」
そう思っているあなたにこそ、届いてほしい考え方です。